島田潤一郎著「あしたから出版社」。作者の島田さんが兄弟のように仲良くしていた従兄弟が急死。その死を自分自身も受け入れられない中で、従兄弟の両親(叔父叔母)を元気づける本が作りたい、と1人で出版社を作った実話。
ituka.hinoatarubasho さんがInstagramで
「図書館の18歳くらいの子たちのコーナーにあったけど大人にも読んで欲しい」
と書かれていらっしゃったのと、タイトルに惹かれ、私も図書館で借りてきました。
図書館、何十年ぶり! 今の図書館って凄くオシャレで見やすいのね、とびっくりしました。
そしてこの本。自分が這いつくばるように起業した時の事を、目の前で見せつけられているようで「うわぁぁぁ」と何度も髪を掻きむしりたくなりました。ちょっと途中で本を置いたり(笑)。
お金の事、他人からの辛い言葉と、泣けるほど嬉しい言葉などなど。
起業したばかりの頃は不安で不安で。眠れなかったり、泣いてばっかりいて、息子に嫌がられたり。
稼ぐ事もお金も大事だけど、稼ぐためだけに起業したわけじゃないんだよね…。 島田さんの足掻きが他人事じゃなく感じられ、だからこそ、けっこうしんどく読みました。
島田さんが「夏葉社」から最初に出された「レンブラントの帽子」復刻版。 気になっているけど、収録されている短編のタイトルで、少し及び腰になってます(笑)。 でも多分読む。
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